生きづらさの正体、それは…
去年8月、精神科にて知能検査や発達障害の検査を受けた。今回はそのうちの知能検査(wisc-iv)について説明する。
検査の公平性を保つためにも詳しい内容について言うことはできないが、教養の深さや記憶力、ひらめき力、単純作業の素早さ、そして総合的な知的能力について、それぞれ調べた。
検査の初めは緊張のあまり空回りしてしまったが、最後の方は集中することができた。検査結果は9月の初めに精神科で主治医から渡された。
結果は「IQ110、平均の上」。存外平凡な数値であったことに落胆し、同時に低くはなかったことに安心した。
一方で、通常最も高い指標(言語理解)と最も低い指標(知覚推理)の差(凸凹)は10以内に収まるそうだが、私は26もあった。
検査の初めの空回りと精神薬(ラツーダ)を3錠も飲んでいたことが多少各指標に影響したかもしれない。しかし、いずれにせよ能力のばらつきが通常よりも大きく、それが生きづらさに繋がっているのかもしれないとわかった。
全検査IQそのものは至って平凡な数値であるが、各指標のばらつきから生きづらさの正体が見えてきたような気がする。読者の皆さまも機会があれば知能検査を受けてみてほしい。